呼吸
周術期でどう活かす
当院では術前訪問は、長時間手術と特殊体位をとる患者さんに行っている。
手術日の前日に受け持ちオペナースが患者さんの部屋に訪問している。
手術当日の流れや、麻酔方法や体位などを説明して、不安の解消や体位をとれるかのアセスメントなどをしているわけだ。
私は思うのだ。術前訪問はとても有意義のあるもの。大切である。
加えて、術後の無気肺などの合併症を予防するために、簡単に呼吸法(深呼吸)を伝えることはできないかと。
呼吸訓練
なぜ術前の呼吸訓練がいいのか。
呼吸器合併症の予防である。なかでも無気肺予防に効果的であると文献に多数ある。
一回換気量の増加・肺胞の虚脱防止に役立つからだ。
それを術前から患者さんに説明し、術後訪問でも一緒に行えばより効果的になるのではないかと考えた。
しかも比較的、深呼吸の指導は行いやすい。
戦略立てる
よし、実現するにはどうしたらよいか。
まずはオペ室看護師長・術前訪問担当看護師に相談だ。
文献を片手に説明すれば、説得力も増すだろう。
次に呼吸器の医師にも始める旨を伝えたほうがいいだろう。
あとは、リハビリスタッフにも相談だ。なにかよきアドバイスをくれるかもしれない。
結果は追って報告する。